2022/3/3
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2012年3月1日(K173)シンクロ通信アーカイブより
まずは、原文のままお読みください。
 
閏日に、“力強い” 特集のようなコラムです。得した気持ちになってきます。

〈冷え込む閏日(うるうび)は、春の到来を1日遅らせるいたずらっ子のようだ。

7月には閏秒もあり、今年は平年より1日と1秒長い

長い余韻を引く2月の言葉からローザンヌ国際バレエコンクールで優勝した菅井円加(まどか)さんがねだったのは、母・賀子(よしこ)さんの手料理だった。娘にバレエを勤めたその人は「親はドアを開くだけ。あとは本人が道を選択して最後に『よかった』と思ってくれれば」

郵政不正事件で無罪の村木厚子さん。国が払った賠償金の約3千万円を、刑務所を出たら知的障がい者を支援する社会福祉法人に寄付する。「お金がほしくて提訴したのではない。税金は最も光が当たりにくい人々のために」と

土下座ブームらしい。漫画「どげせん」を企画した板垣恵介さんは、土下座は相手を追い詰める「暴力」だと言う。被災地の東電社長がいい例だが、「土下座しなきゃならない状況は大抵、土下座では解決できません」

《首都直下型地震、4年以内に70%》の報道に、木造が密集する荒川区の西川太一郎区長が語った。「多くは『嫌だなあ』と思っただけでかもしれないが、『何かしなければ』と思った人もいるはず。その後割合が無事な数を決める」〉

(朝日新聞  “天声人語”  2月29日)

コラムの最初に登場する菅井円加さんは1994年7月12日生まれ  K235  青い鷲  青い鷲  音1です。どの分野でも先駆けて新境地を開拓していくキンナンバーです。モティベーションさえ維持できれば、世界的バレリーナになる日も遠くはないでしょう。

それにしても閏日のコラムの言葉は、気づきを与えてくれるものばかりです。何度も読み返し、脳裏に深く刻みたいものです。

さてK173  赤い空歩く人  白い犬  音4です。

「存在するからには必ず何か理由があって存在しているということです。それがたとえ直接的に見えなくても、社会に存在しているという事実が、社会の役に立っている、あるいは誰かに喜んでもらえているということの証なんですね」

ジャーナリスト池上彰さんの言葉です。「社会の役に立つ」、「誰かに喜んでもらえている」が、存在目的に関係する重大なテーマです。

常に自問を繰り返しながら、ひたすらテーマを意識し、日々を生きたいものです。
 

〈この10年を振り返って〉


菅井円加さんはその後、2014年7月にドイツのハンブルク・バレエ団へ移籍し、2019年7月1日、日本人では初めて同バレエ団の最高位であるプリンシパルに昇格しています。

また村木厚子さんは、この当時から尊敬に値する行動をとっておられますが、いまでも多くの人々のサポーターとして奮闘されています。

2012年はロンドンオリンピックがあった閏年でした。この年は閏秒まであったことを思い出します。

数々の名言が記されていた2012年2月29日の朝日新聞・天声人語でした。

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