2022/7/6
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2012年7月9日(K42)シンクロ通信アーカイブより
まずは、原文のままお読みください。

思わず“メモするクセ”が習慣になりそうです。
〈はっといいアイデアが浮かんでも、それを書き留めなかったため、思い出せないという苦い経験を持 つ人は多いはずだ。一瞬のひらめきは、消えてしまうのもあっという間である 

ノーベル化学賞受賞者の福井謙一さんは枕元だけではなく、テレビを見る時も、散歩の時も鉛筆とメモ 帳を用意していたという 

「メモをしないでも覚えているような思いつきに、大したものはないようである。メモをしないと、す ぐに忘れてしまうような着想こそ貴重なのである」(『学問の創造』)

自宅や職場のあちこちに付箋やメモ帳を置き、つまらないアイデアでも、すぐにメモしようと身構える わが身だ。ノーベル賞学者が地道な努力を重ねていたことを知り、なぜか安心してしまった 

「発明はすべて、苦しまぎれの知恵だ。アイデアは、苦しんでいる人のみに与えられている特典である 」と語ったのはホンダ創業者の本田宗一郎さん。苦しまないで生まれる発想など、本物ではないという ことだ〉

(東京新聞  7月5日“筆洗”より抜粋)

文中に登場する福井謙一博士1918年10月4日生まれ  K139  青い嵐  青い猿  音9。本田宗一郎氏 1906年11月17日生まれ   K223 青い夜  白い風  音2です。 福井博士は、ツォルキン表第7列のキンナンバーです。

無我夢中の境地に至ると、ひらめきが降り注が れる傾向にあります。それゆえ書き留めないと、なかなか思い出せないのでしょう。 本田氏は、「音2」のため、苦悶しながらイメージが浮かび上がってくるタイプです。似たようなパタ ーンに同じ「音2」の松本人志さんがいます。

各々、ひらめく局面のちがいに面白さを感じます。 ツォルキンを研究しながら、自らがひらめく瞬間のイメージを少しでも明確にできたら楽しさが広がりそうです。

さてK42 白い風  黄色い太陽  音3です。

「何が憐れむべきかといえば  喜ぶ事なき心と気づくべし」

という表現があります。“喜びの心”がないほど、憐れなことはないというのです。 喜びこそ、力の源であり無我夢中に誘導してくれる大きな要因です。また、集中力を増し加えてもくれま す。

一つのことに“喜び”が加わると驚くほどのパワーアップと様々な効果が期待できます。

常に“喜び”を加味させて物事に取り組むことを心がけたいものです。

<この10年を振り返って>

福井謙一博士は1998年1月、本田宗一郎さんは1991年8月に他界されていますが、10年前もさらに現代でも十分に気づきを届けてくれる2人の生活習慣や発言です。

時代の波をしっかり見極めながらも、「年月が経過しても輝きを失わないもの」も大切に過ごしたいですね。

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