2022/8/31
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2012年9月2日(K97)シンクロ通信アーカイブより
まずは、原文のままお読みください。

《「アップル対サムスン」の陰で日本メーカー  “蚊帳の外” スマホ市場で存在感示せず》との見出し。 考えさせられます。
〈スマートフォンなどの特許をめぐり、米アップルと韓国サムスン電子の訴訟合戦が各国で激しさを増 す陰で、日本メーカーは一向に存在感を示せないでいる。 米調査会社IDCによれば、平成23年のスマホの世界シェアはサムスンが19・1%、アップルが 18・8%と首位争いで拮抗(きっこう)。

これに対して、ソニー、シャープといった日本メーカーは 合計でも6%弱しかない。 日本メーカーのシェアが低いのは、NTTドコモなど通信会社が全量を買い取る「ぬるま湯」に長年浸 ってきたからだ。

通信会社に開発費の一部まで負担してもらい、日本市場だけを相手にしていれば、そこそこの収益を上げられたため、海外を積極的に攻める姿勢にも欠けた。この結果、海外市場で販売量を大きく伸ばしたサムスンなどにコスト競争力で劣り、スマホの開発でも 出遅れた。

すでに三菱電機は撤退、NECと日立製作所、カシオ計算機の3社は事業統合した。富士通は東芝の携帯事業を買収するなど再編が進む。だが、IDC日本法人のシニアマーケットアナリストは「弱い日本メーカー同士が組んでも、1足す1が2に満たない深刻な状況だ」と指摘、再編が競争力向上につなが っていないと分析する。

消費者が常に身につけるスマホの優劣は、電機メーカーのブランド価値をも左右する。世界市場で戦うために、スマホのシェア向上は日本メーカーにとって喫緊の課題だ〉

(産経新聞   9月1日配信より)

9月1日は「防災の日」。「最悪を覚悟して、最善を尽くす」これが危機管理の基本といわれています 。

今年の9月1日は、K96  黄色い戦士  黄色い人  音5。防災も危機管理も真摯な姿勢で、新たな挑戦を続けることで成されることを暗示しているようです。 

“ぬるま湯”に甘んじ、決定的な差をつけられた日本の家電メーカー。これを教訓として覚醒されなけれ ば、日本の未来はどの分野も暗澹(あんたん)たる結果になってしまいます。 スマートフォンの教訓を心に刻み、不断の精進を固く心に誓いたくなってきます。

さてK97  赤い地球  黄色い人  音6です。

「完璧だと思っても  もう一押しすれば  おまけが手に入る」

発明家、トーマス・エジソンの言葉です。 自らの道を深め、深めて、徹底的に深めていく・・・。

この反復が、見極める術が身につくプロセスです。 「完璧なまでの仕上げで、もう一押し」 これを脳裏に刻んでおきましょう。さらなる高みに案内される人生となるでしょう。
 

<この10年を振り返って>

2022年6月時点での全世界でのスマホ機種シェアを見てみると
1位  サムスン 28・02%
2位  アップル    27・61%
このようになっており、10年前よりこの2社はさらにシェアを高め、存在感が増しています。

スマホ市場はもはや日本のメーカーの入る余地はなさそうです。またコロナ対応の医薬品なども日本製は苦戦しています。技術大国だった面影が年々薄くなっているのは確かです。

ここら辺で本格的にこの問題に取り組まないと、未来に暗雲が立ちこめてきそうです。

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